プライベートでもカメラを持ち歩いて撮影する理由

こんにちは、Snafkin撮影事業部の木村です。
今日は、普段の撮影業務についてではなく、僕自身のプライベートなカメラライフについて少しお話ししようと思います。

僕は仕事でカメラを使うことが多いのですが、プライベートでもカメラを持ち歩くようにしています。
その理由は、カメラの使い方を体にしっかりと覚えさせ、レンズの個性や性能を把握するためです。
できるだけ多くカメラに触れて、感覚を研ぎ澄ませておくことが大切だと感じています。

 

コンパクトなカメラを持ち歩く日常

 

そんな中、ちょっとした外出の時にもコンパクトなカメラを持ち歩くようにしています。最近、特にはまっているのが「オールドレンズのスーパータクマー 55mm」です。これをソニーのα7 IVに取り付け、気軽に撮影を楽しんでいます。

 

苫小牧の緑ヶ丘公園での一枚

最近の出来事ですが、苫小牧の緑ヶ丘公園に行った時の話です。夕方の時間帯で、徐々に日が暮れていく中、この場所では野生の鹿が頻繁に見られることが少し問題になっていました。ちょうど僕の目の前に鹿が現れ、「これはチャンスだ」と思い、夢中で撮影を始めました。

しかし、55mmの焦点距離では近づくのが難しく、鹿との距離を詰めるのに苦労しました。時間が経つにつれて日も完全に暮れ、公園内の街灯が暖かな光で照らされ始めました。

 

フレアと鹿、奇跡の一枚

僕が使っていたオールドレンズは、フレアやゴーストが出やすい特徴があり、それを活かして写真の表現に取り入れようと考えました。街灯の光を背景に、フレアの中に野生の鹿を収めた一枚を撮りたいと思い、じっくりと粘りました。

すると、運よく鹿がこちらをチラリと見た瞬間を捉えることができました。この写真がこちらです。

 

僕としては、なかなかいい作品が撮れたんじゃないかと思います。マニュアルレンズを使い、構図やピント、そしてオールドレンズ特有のフレアを意図的に活かした一枚です。もちろん、こういった瞬間は運も大事ですが、自分が撮りたいものを意識して狙うことが成功への鍵だと感じています。

 

プライベートな撮影を仕事にも活かす

 

こういった私生活でのカメラライフは、仕事にもどんどん活かしていきたいと考えています。
撮影技術はもちろん、構図や光の捉え方など、仕事とプライベートの撮影が相乗効果を生むのがとても楽しいです。